日本共産党の笠井亮政策委員長は1日、国会内で記者会見し、萩生田光一文科相が同日、大学入学共通テストへの英語民間試験導入の延期を発表したことをうけ、英語民間試験の導入は、延期だけではなく、きっぱりとやめるべきだと主張しました。
笠井氏は、導入中止を求める署名活動など、高校生や保護者らの運動、野党による「延期法案」の提出と論戦を紹介。「市民と野党が力をあわせれば政治は変えられるという事態が進んでいる」と語りました。
その上で、「地域格差や経済格差など多くの問題点が指摘されている民間試験の導入は延期では済まされない」と述べ、「民間試験の導入そのものをやめるべきだ」と強調しました。
さらに、教育の機会均等を否定する萩生田氏は「文科相として最もふさわしくない。大臣を辞めるべきだ」と強く主張しました。
【「しんぶん赤旗」2019年11月2日付】