憲法問題で各党討論会
日本共産党の笠井亮衆院議員は、共同通信社主催の憲法問題各党討論会に出席し、憲法に対する立場を表明しました。討論会には、船田元・自民党憲法調査会長、太田昭宏・公明党憲法調査会座長、枝野幸男・民主党憲法調査会長、福島瑞穂・社民党党首が出席しました。
笠井氏は、今年は日本国憲法公布60年ときり出し、現憲法が戦後は果たしてきた役割を平和の問題、国民生活向上の問題から述べ、国民の8割が現憲法を高く評価していること、21世紀の日本の指針足りうることを述べました。そして、戦後のほとんどに時期を政権を担ってきた自民党が、憲法に反する政治を行い、いよいよ憲法そのものにも手をつけようというのが今日の憲法問題だと指摘。その中心が9条改憲にあることを批判しました。
また、笠井氏は、国民投票法案について、9条改憲の条件づくりであることが、憲法調査特別委員会の議論をつうじて、いよいよ明らかになっていると述べました。笠井氏は、憲法特では、自民党委員から、議論のための議論はやめて、はやく本丸の議論にすすむべきとの意見が出されていること、国民投票法制の論点整理が行われている同委員会の理事懇談会では、自民党などから改憲案の周知・広報、国民の運動やマスコミへの規制など改憲派にとって有利な法制を構想していることを指摘、改憲案を通しやすいようハードルを低くしようとの意図はみえみえだと批判しました。