学生就職難 打開へ全力
大学生の就職難の問題で日本学術会議と日本共産党国会議員団が8日、懇談しました。
日本学術会議の「大学と職業との接続検討分科会」の高祖敏明委員長、本田由紀幹事と、共産党から笠井亮、宮本岳志両衆院議員、寺沢亜志也政策委員会事務局長が出席しました。
高祖氏は、大学で学んだことが就職の際に正しく評価されることや、卒業後の数年間は「新卒」扱いすることなど委員会でまとめた提言を紹介。「この問題は社会総がかりで取り組まなければいけない問題」とのべました。
本田氏は「大学生の就職活動は3年の春から始まり、30社、50社と受けるものもおり、学生生活の後半は学問に集中できない」と現状を報告。「早期化、長期化、煩雑化、不透明化しており、改善を求めている」とのべました。
議員団は、党が提言を出すなど就職難打開に取り組んでいることを紹介し、「学生が就職の段階で人間性をゆがめられてしまう」(宮本氏)、「党としてこの問題に全力をあげたい」(笠井氏)とのべました。