憲法記念日に街頭演説
憲法施行六十二周年の三日、日本共産党は「憲法を守り生かす政治をごいっしょに」と、新宿駅東口前で街頭演説を行いました。
笠井亮衆院議員は、改憲手続き法に基づいて設置された憲法審査会の始動を狙う動きなど、改憲にむけた準備が進められている一方、憲法を守る「九条の会」が全国で七千以上にも広がっていることを紹介し、「国民は憲法を破壊する動きに反撃してきた」「憲法を守り生かす政治をいっしょにつくろう」とよびかけました。
谷川智行衆院東京比例候補は、六十二周年の憲法記念日は、国民健康保険の滞納者が加盟世帯の二割を超えるなど、「国民の生存権が脅かされるなか迎えている」とし、「今ほど憲法を守らなければならない時はない。政治が力を尽くさなければならない」と述べ、総選挙での日本共産党の躍進を訴えました。
都議選(七月三日告示、十二日投票)を控える大山とも子都議は、憲法を尊重・擁護する義務をうたった「憲法九九条を違反して結構だ」などと言う石原知事と日本共産党を除くオール与党議会のもと、高齢者福祉が根こそぎ破壊されてきた実態を告発し、「都民が安心して暮らし、憲法が息づく東京にしよう」とよびかけました。
演説を聞いた女性(63)=八王子市在住、介護ヘルパー=は、「貧困と格差のなか、健康で文化的な生活を保障する憲法二五条を守る大切さを痛感しています」と話していました。
(「しんぶん赤旗」5月4日付けより)