憲法をめぐる国会情勢を報告
下町人間・天狗講9条の会主催の「人権と平和、憲法9条を守る映画と講演のつどい」が東京・上野の東京文化会館で開かれ、講演に先立って、憲法改悪のための手続法案―国民投票法案―をめぐる国会の動きを中心に情勢報告を行いました。25日におこなわれた衆参両院共催の「日本国憲法施行60周年記念式」で河野洋平衆院議長があいさつの中で「この憲法の下で、わが国の部隊が海外で一人たりとも他国の国民の命を奪うことはなかった。この平和の歩みは誇ってよい実績だ」と述べたことや、安倍内閣の閣僚18人中15人が憲法改悪をリードしている「靖国信奉派」であることなどにふれながら、「『憲法は時代遅れ』」というが、時代遅れなのは軍事力・軍事同盟にしがみついているほうである、紛争を軍事力でなく話し合いで解決しようという世界の流れに逆行している改憲勢力こそ時代遅れ」と厳しく批判し、9条守れ、憲法守れの世論と運動で、改憲の野望を打ち破ろうと訴えました。