日本共産党の笠井亮衆院議員は2日、能登半島地震で被害を受けた富山県氷見市を訪れ、被災状況を確認するとともに、住民から要望等を聞き取りました。笠井氏が、党災害対策本部会議にオンラインで参加し、報告しました。
笠井氏は、現地の党支部員とともに市内各所を回りました。ある被災者は、氷見市では昨年も大きな地震に見舞われたが、1日の地震の揺れはその比ではなく、「体験したことのない地震」「足の震えが止まらなかった」と訴えたといいます。
道路などインフラのダメージが大きく、各所で寸断状態でした。路上に15メートルぐらいの亀裂が入って段差が起き、輸送用トラックがはまって動けなくなった光景も。市内や能登半島に通じる専用道路は通行止めが続いており、普段は20~30分ほどで移動できる距離を、2時間かかる状況です。ライフラインの被害も深刻で、笠井氏は、「ライフラインの復旧が大きな一つのテーマです」と同会議で報告しました。笠井氏は大型のポリタンクを複数購入し現地に水を届けました。
笠井氏は、家屋の損壊が深刻だとも指摘しました。外見は壊れているか分からないが、「中に入るとガタガタの状態」だったと報告。激しい横揺れのため、天井や壁が落ちた家屋があり、「きちんとした(被害の)診断をした上での支援が大事だ」と述べました。
【「しんぶん赤旗」2024年1月3日付】