田村智子さん、藤沢久美子江戸川区議、住民とともに国交省に要請
国と江戸川区が計画する江戸川・北小岩地域のスーパー堤防化について、日本共産党の笠井亮衆院議員、田村智子参院東京選挙区候補、藤沢久美子江戸川区議は三十一日、国土交通省から予算や事業の進捗について聞くとともに、九十五%近い住民が反対していることを示し計画の見直し・中止を求めました。地域の住民でつくる「スーパー堤防・街づくりを考える会」の戸口素男運営委員長、永田純久事務局長らも同席しました。
笠井議員らは昨年十二月の現地調査の際に住民から出された不安や批判の声を伝え、反対署名が一万四千五百筆を超えていることを紹介、国は「住民の意向を尊重する」と国会でも答弁しており、計画の見直し・中止をと求めました。また事業自体についても開始以来二十年間で進捗率は全国的にわずか五%で、様々な矛盾に直面しており、再検討すべきとただしました。戸口氏らは地域の実情や住民の意向を具体的に詳しく説明しました。
国交省河川局の担当者は事業について様々な検討が必要なことを認め、「住民の意向を尊重する」という考えに変わりはなく、「反対が多い中では(事業に)入っていけない」「国交省から圧力はかけない」と回答。事業についての情報公開も行うことを明言しました。