ロシアによるウクライナ侵略から1年となる24日、一日も早い戦争終結と平和を求める行動が全国各地で取り組まれました。東京・日比谷野外音楽堂で開かれた集会とデモには、雨が降るなか1000人(主催者発表)が参加し、「ロシアは侵略をやめろ」などが書かれたプラカードを掲げてアピールしました。
主催者を代表してあいさつした、総がかり行動実行委員会の高田健共同代表は、国連憲章や国際社会の批判を無視して侵略行為を続けるロシア政府に断固抗議すると表明。「戦争に抵抗し、平和を求める全世界の人たちと連帯しながら、即時停戦を求めて声をあげ続けよう」と述べました。
さまざまな立場の市民が発言。ジャーナリストの志葉玲さんは、数日前までウクライナで取材していたが、病院の敷地や学校にミサイルが飛んできていたと告発。「ロシア軍は戦争犯罪を繰り返しています。こうした暴挙は止めないといけない」
日本国際ボランティアセンター(JVC)の今井高樹代表理事は、ウクライナ情勢などを口実に日本政府は、安保3文書の改定をはじめ戦争準備を進めていると指摘。「憲法9条を持つ平和国家としての信頼を踏みにじろうとしている。私たちは、平和の声をあげていきたい」と語りました。
日本共産党の笠井亮、宮本徹の両衆院議員、岩渕友参院議員、社民党の福島瑞穂参院議員が参加しました。
主催は、さようなら原発1000万人アクション実行委員会と総がかり行動実行委です。
【「しんぶん赤旗」2023年2月25日付】