日本共産党東京都委員会と都内の平和・革新・友好団体有志の党後援会は15日、笠井亮衆院議員を講師に、核兵器廃絶を目指す講演会を開きました。
笠井氏は、6月にオーストラリアのウィーンで開かれた核兵器禁止条約第一回締約国会議、8月に米国ニューヨークで開かれた核不拡散条約(NPT)再検討会議に出席し、核兵器廃絶を訴えて各国政府代表や市民運動関係者と意見交換したこと、核保有国の代表とは激論を交わしたことを紹介。「反戦平和を100年つらぬき、唯一の戦争被爆国の政党として核兵器の非人道性をいち早く告発し、核兵器廃絶を被爆者とともに求めてきた党の歴史に誇りを感じている」と述べました。二つの国際会議を通じて、核兵器の存在やロシアによる核の威嚇を許さない決意があふれていたこと、世界を主導する役割が少数の核保有大国からすべての国と市民社会に移ったことを強調。
「『いざという時には核兵器を使用する』」核抑止力にしがみつく核保有国が追い詰められている。核兵器禁止条約に参加せず、米国に追随して核抑止力にしばられる日本政府を変える時だ。被爆体験を受け継ぎ、草の根で核兵器廃絶の世論と運動を広げるため、この党を大きくして歴史を前に進めたい」と語りました。
【「しんぶん赤旗」2022年10月18日付】