日本共産党の、にひそうへい参院比例候補の応援で広島入りした笠井亮衆院議員は8日、被爆者と懇談しました。
先月オーストリアの首都ウイーンで行われた核兵器禁止条約の第1回締約国会議に共産党の代表として参加した笠井氏は「『ウイーン宣言』で決意として『地球上から核兵器が完全に廃絶されるまで、休むことはないだろう』と結んだことは、被爆者のみなさんの体験を踏まえた訴えが共通の思いとして受け止められた」と強調。会議には米国の同盟国も含め34カ国がオブザーバーとして参加したにもかかわらず、「日本がいなかったことに(参加国の)みんなショックを受けていた。世界と逆の方向を向いている日本の姿が浮き彫りになった」と岸田政権を批判しました。
広島県原爆被害者団体協議会の佐久間邦彦氏は「長崎の被爆体験者も含めて、『黒い雨』裁判の判決『原爆で健康が被害を受けた可能性を否定できない場合はみな救済されなければならない』の通りに日本政府はやらないといけない。核兵器禁止条約が生かされないといけない」と話しました。
笠井氏は「運動を一番動かしていくのは国民や被爆者が声を上げること」と語り、「これからもみなさんと力を合わせていくためにも、にひそうへい候補をはじめ比例5候補を国会に送るために頑張ります」と話しました。
懇談には広島県原水協の高橋信雄代表理事、古田文和事務局長・日本原水協担当常任理事も参加しました。