藤沢久美子江戸川区議とともに
江戸川区北小岩地域で、国と区が江戸川のスーパー堤防化を計画していることに対し、住民の反対運動が広がっている問題で、日本共産党の笠井亮衆院議員は八日、藤沢久美子江戸川区議とともに現地を視察し、住民と懇談しました。田村智子事務所員が同行しました。
同地域は約六千人が居住する住宅地で、計画は約二・二キロの区間を二百五十~三百メートルの幅で盛土し整備するというもの。面積は東京ドーム十個分にのぼります。町会・自治会や、寺院、住民団体がそれぞれ反対署名に取組み、署名数は一万を超えています。
笠井議員らは住民団体「スーパー堤防・街づくりを考える会」の戸口素男運営委員長の案内で江戸川堤防から一帯を視察。つづいて署名運動に取り組む寺院、真光院を会場に住民と懇談しました。
懇談には町会・自治会関係者や檀家代表、地域住民など四十五人が詰めかけ、「地域には高齢者も多く立ち退いたら戻ってこられない」「なぜこの地域でスーパー堤防か、まともな説明がない。他の策も考えられるはず」「お墓を掘りおこしてまですすめるとは」など批判の声が続きました。
笠井議員は、国交省が「住民が反対するものを無理やりすすめることはできない」と説明していることを紹介、事業開始後二十年が経過し矛盾が深まっていることも示し、みなさんの声を国政に届けたいとのべました。