超党派の国会議員でつくる日韓議員連盟(額賀福志郎会長)は25日、東京都内で、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領が日本に派遣した「政策協議代表団」と朝食会を開きました。代表団長の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)国会副議長は「早期に日韓関係を最もよかった時期に戻すべきだ」と発言。その時期は、1998年の金大中大統領と小渕恵三首相が「韓日共同宣言」を発表した時を指すと強調しました。
朝食会には日本共産党から笠井亮衆院議員(同議連幹事・法的地位副委員長)が参加。笠井氏は「日韓・韓日議連の合同総会の共同声明には『過去を直視し、相互理解と信頼に基づいて未来を志向する』とうたった1998年の『日韓共同宣言』の精神に立ち戻り、『両国関係を早期に正常化させなければならないとの認識で一致した』とある。歴史問題では、『被害を訴える当事者の名誉と尊厳』の回復のために『相互互恵の精神で共に努力する』ことが明記された」として、日韓関係の改善のため超党派議員の一員として努力したいと述べました。
【「しんぶん赤旗」2022年4月26日付】