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≪第208通常国会≫多額欠損繰り返すな/笠井氏追及・資源機構めぐり(22/04/15経産委)

日本共産党の笠井亮議員は15日の衆院経済産業委員会で、多額の欠損を抱える石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が水素・アンモニア製造などに関する巨額の設備投資に出資・債務保証できるようにするエネルギー使用合理化法改定案の問題を追及しました。

笠井氏は、2017年秋の行革公開検証でJOGMECの繰越欠損金が1500億円以上(16年度)あると指摘されていたことをただしました。定光裕樹資源・燃料部長は、経産省が当時「繰越金は次第に解消していく」と説明していたと答弁しました。

笠井氏は、20年度は2803億円にも上るとして「倍増している。(初めて繰越欠損金を出した)11年からは20倍だ」と指摘。「リスクが高い」からとJOGMEC主導で水素・アンモニアなどの開発に突き進めば、ずさんな投融資で1兆円以上の欠損を出して解体された石油公団の二の舞いにならないかと迫りました。

萩生田光一経産相は「失敗案件も成功案件もある。全体で最終的にプラスにすれば理解いただける」などと答弁。笠井氏は「まるで人ごとだ。多額の繰越欠損金は、出資に同意した経産省も共同責任がある」と厳しく批判しました。

【「しんぶん赤旗」2022年4月17日付】

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