地下に薬剤注入「不安」
東京外環道(東京都練馬区ー世田谷区間)のシールドトンネル工事を国土交通省などが再開しようとしている問題で、日本共産党の笠井亮衆議院議員は12日、三鷹市内を調査し、住民と懇談しました。栗原けんじ、大城みゆき両三鷹市議が同行しました。
事業者が再開しようとしているのは関越道と接続部付近の本線とランプトンネル(練馬区)、中央道との接続部北側のランプトンネル(三鷹市)の計5本。いずれも2020年に調布市で陥没事故がおきたため、工事が停止していました。
笠井氏らは、中央道とのジャンクション一帯を訪れ、周辺の住民と「市民による外環道路問題連絡会・三鷹」から話を聞きました。同会の世話人は2007年の創設以来、国交大臣宛に4万5000人分以上の署名を提出してきたことを紹介。
参加者は「外環道は私の家の下を通る。とても怖い」「三鷹市の水道は地下水への依存が高く、地下に薬剤を注入して工事が行われるのは不安」「地盤調査のためのボーリングが少なく、ずさんだ」などと訴えました。
笠井氏は「掘進再開は許されず、住民の声を聞くよう国交省に迫りたい」と語りました。
【「しんぶん赤旗」2022年2月22日付け】