日本共産党東京都委員会と都共産党後援会は、比例東京ブロック(定数17)110万票以上、得票率20%実現で前回獲得の2議席から3議席を奪還、初の4議席に挑戦し、小選挙区でも共産党と野党統一候補の勝利へ全力を挙げています。
共産党は前職の笠井亮(69)、宮本徹(49)=東京20区重複=、元職の池内さおり(39)=12区重複=、新人の谷川智行(50)=4区重複=、坂井和歌子(44)、細野真理(40)、小堤東(32)の7氏を擁立。
「『生きていくので精いっぱい。もう政治を変えて』『子どもに食べさせていくため、消費税を減税して』との訴えが寄せられます。気候危機打開や核兵器廃絶にも背を向ける自公政治から野党連合政権に交代し、世直しを」(14日、池袋駅西口で笠井氏)と力を込めて訴えています。
住宅街で陥没事故を引き起こした東京外環道建設や、騒音や落下物の危険をまき散らす羽田空港の新飛行ルート、危険な米特殊作戦機オスプレイの米軍横田基地配備など住民の安全を脅かす問題でも、住民の声を示し転換を掲げています。
党支部・後援会が「政権交代で政治をがらりと変えます」と対話すると、有権者からは「一度託してみる価値はあるかも」との声が寄せられています。
自民党は前回6議席から上積みを図り、業界団体を締め付け。公明党(前回2議席)は小選挙区候補を擁立する12区以外では自民党候補を推薦し、「小選挙区は自民、比例は公明へ」と訪問活動を進めています。
日本維新の会は駅頭宣伝を強化するなど、政党間のたたかいが激しさを増しています。
共産党は「運動の到達点では前回の2議席確保に届いていない」と直視。全都後援会ニュースと比例候補リーフレットを使い、対話・支持拡大の担い手を広げる活動に取り組み、「比例で共産党を伸ばしてください。党への支持が大きく広がるほど、小選挙区でも勝利の道を開くことができます。力を貸してください」と呼びかけています。(東京・川井亮)
【「しんぶん赤旗」2021年10月20日付】