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【21.08.27】核禁止条約参加の政権に/非核の政府求める会 常任世話人会

非核の政府を求める会は27日、常任世話人会を開きました。

会議では、核兵器禁止条約が発効したもとで迎えた今年の「原爆の日」で、広島の「黒い雨」訴訟に勝利した原告らから喜びの声があがったこと、広島の被爆遺産「被服廠(しょう)」の保存が決まったことなどが紹介され、「早くも禁止条約が世の中を動かしていると実感した」などの発言がありました。菅首相が広島の平和記念式典で禁止条約に言及しないばかりか、あいさつ文を読み飛ばし、長崎の式典に遅刻したことについて、「被爆国の首相とは言えない。禁止条約に参加する政権を一日も早く実現させたい」と語られました。

コロナ禍のもと、オンラインを中心に開かれた原水爆禁止世界大会が、来年の核不拡散条約再検討会議・軍縮委員会委員長のマレーシア大使、禁止条約締約国会議議長を務めるオーストリア大使らも参加するなど条約発効後の最初の大会として内外の注目を集め、大きく成功したことが報告されました。

会議では、コロナ感染拡大で政府が緊急事態宣言、まん延防止措置の対象を33都道府県に広げたことについても議論。「菅首相に失政の自覚がないのは重大だ」「中小業者は崖っぷちに立たされている。ただちに国会を開くべきだ」などと批判しました。

【「しんぶん赤旗」2021年8月29日付】

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