ウェブセミナー「衆議院選挙に向けて各政党に聞きたい―日本は気候危機にどう立ち向かう?」が19日、開かれ、与野党国会議員らが気候変動対策をアピールしました。グリーン・ニューディール政策研究会、未来のためのエネルギー転換研究グループの共催。
日本共産党の笠井亮衆院議員は、2030年の温室効果ガス削減目標について「(10年比)50%以上の削減を日本で確実に実現して、60%台へ。要は省エネと再エネだ」と表明しました。
笠井氏はコロナで落ち込んだ経済を立て直す際には「脱炭素で循環型の社会を目指すための経済刺激策が本当に重要だ」と語り、そのために、気候危機打開の脱炭素化と貧困格差是正を同時に追求すべきだと指摘しました。また、政府の「グリーン成長戦略」について、石炭火力を温存し、原発頼み、新技術頼みと批判しました。
研究者、NGOも参加。東北大学の明日香壽川(あすか・じゅせん)教授から日本の重要課題を問われた笠井氏は「コロナと並んで気候変動、グリーン・リカバリーが本当に喫緊の課題であり、総選挙の中でしっかりと位置付けて取り組んでいきたい」と語りました。
【「しんぶん赤旗」2021年6月22日付】