全国宗教人・日本共産党を支持する会(全国宗教人の会)は21日、宗教人と日本共産党の懇談会をオンラインで公開しました。
浄土真宗本願寺派法善寺前住職で武蔵野大学名誉教授の山崎龍明(りゅうみょう)さん、日本共産党衆院議員の笠井亮さんが「いのち」をテーマに対談しました。コーディネーターは真言宗智山派僧侶の小嶋弘遵(こうじゅん)さん。
新型コロナウイルスまん延のなかでの政治の責任と宗教者の役割をめぐり、山崎さんは「政治も宗教も『いのち』の問題です。いまの政治は『いのち』が疎外されています」とし、仏教の“正見(しょうけん)”という言葉を引きながら「心の行き場を失っている人がおおぜいいます。ウイルスというものを正しく見ることが大切です」と発言。
笠井さんは「科学を無視して、自己責任を押し付ける政治を根本から切り替えるときです」とのべました。
1月に発効した核兵器禁止条約をめぐり、笠井さんは「非核・平和は私の人生をいつも奮い立たせてくれました。『核の傘』に頼る菅政権を切り替え、新しい政権を実現したい」とのべました。
山崎さんは「兵戈無用」(ひょうがむよう=武器も軍隊もいらないという意味の仏典の言葉)と書いた色紙を示し「いま『抑止論』にくみするような人は、非宗教的な人々です」と語りました。
政治の流れをどう変えるか。笠井さんは「菅政権の退場を求める声が湧き起こっています。市民と野党の共闘で政権交代へ、総選挙での党躍進に力を尽くします。宗教者のみなさんと力を合わせ、地上の問題で協力していきたい」と発言。山崎さんは「いま、冷静にものを見る人が増えています。政党の行き先を、私たちの知恵の目で見抜いていくことが、次世代の幸せにつながります」とのべました。【「しんぶん赤旗」2021年5月22日付】
日本共産党の星見てい子都議が、東京都議会議員選挙での日本共産党躍進を訴えました。
◇ 懇談会は、日本共産党のホームページからいつでも視聴することができます。会では、ツイッターやフェイスブックなどで拡散し、多くの方にご覧いただけるよう呼び掛けています。【「しんぶん赤旗」2021年5月22日付】