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【06.09.27】日本共産党代表(志位委員長団長)が訪韓

笠井議員が同行

 
【ソウル=中村圭吾】日本共産党の志位和夫委員長は五日ソウルに到着、日本共産党の党首として初めて韓国を訪問しました。
志位氏は同日午後、訪韓の最初の日程として、日本の植民地支配に反対してたたかった独立運動家が弾圧、拷問、処刑された市内の西大門(ソデムン)刑務所跡につくられた歴史館を訪問。朴慶穆(パク・ギョンモク)館長の案内で歴史館を見学し、獄死した独立運動家の名前が刻まれた追悼碑に献花し、黙とうしました。
 朴館長は「一年に五万人の日本人が訪れ、日本の過去を知り、日韓の友情をはぐくむ場となっています」と説明。志位氏は、日本の植民地支配下で独立運動家に加えられた残虐な弾圧と迫害の史料、監獄や処刑場、暴圧に抗したたたかいの展示を一時間半かけて見学しました。
 見学を終え、韓国メディアに感想を求められた志位氏は、「日本による苛烈(かれつ)な植民地支配の暴虐非道な実態、それに勇気をもって立ち向かった朝鮮の愛国者の独立をめざすたたかいの力強さを感じました」とコメント。
 志位氏は、記者団からこの歴史館を、訪韓して初めて訪れる場所として選んだ理由について問われ、「日本帝国主義の過酷な弾圧に抗し、たたかい抜いた朝鮮の愛国者に心からの敬意を表したい」「日本共産党は、一九二二年の党創立以来、朝鮮の独立運動に連帯してたたかい抜いた歴史をもっており、これを誇りにしています。私たちの“歴史的同志”に敬意と追悼を申し上げるために来ました」と答えました。
 志位氏は、「同時に、日韓両国民の本当の友好を願ってこの地に来ました」と述べ、「日本は過去の過ちに正面から向き合ってこそアジアで本当の友人ができます」「この歴史館には日韓両国民が認識を共有すべき重い歴史的事実があります」として、「韓国を訪れるすべての日本人に、ぜひこの歴史館を訪問してほしいと思います」と語りました。
 志位氏が西大門刑務所歴史館を訪問すると、日韓両国や欧州のメディアなど、三十数人の記者、多数のテレビクルーがつめかけ、熱心に取材するなど、注目を集めました。
 志位氏の訪韓は、七日から開催されるアジア政党国際会議に出席するためのもの。この機会に、志位氏は、国会に議席を持つ五政党すべてを訪問し、各党代表と会談するほか、韓国の歴史学者や学生・院生らと交流する予定です。緒方靖夫副委員長笠井亮国際局次長が同行しています。
◆(関連記事/bt_20060927171716.pdf )

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