笠井氏「政治は公助を」
神奈川・小田原 沼上氏
神奈川県の日本共産党西相地区委員会は20日、笠井亮衆院議員を招き小田原市で演説会を開きました。沼上とくみつ衆院南関東比例予定候補も訴え、山田正同神奈川17区予定候補があいさつしました。
笠井氏は、日本学術会議会員任命拒否問題にふれ、「菅政権発足から3カ月で強権性があらわになった。安倍政権よりも危険だ」と強調しました。
また、菅首相が政府の成長戦略会議のメンバーに据えたデービッド・アトキンソン氏が「中小企業の数を現在の半分以下に減らせ」と発言していることや、菅政権が75歳以上の高齢者の医療費窓口負担を現在の1割負担から2割負担に引き上げようとしていることを批判。「困っている人たちに自助と自己責任を押し付ける冷酷な政治だ」「何のために政治があるのか。公助こそが政治が果たすべき責任だ」と訴え。「こんな政権に未来を託すことはできない。次の総選挙で政権交代を実現し、命を守り誰もが安心して暮らせる社会をいっしょにつくろう」と呼びかけました。
沼上氏は、「新しい日本をつくる五つの提案」を紹介し「税金や保険料を引き下げ、ケアに手厚く国民のために働く政府に切り替えよう」と訴えました。
(写真)左から沼上とくみつ衆院南関東比例予定候補、笠井亮衆議院議員、山田正同神奈川17区予定候補
【「しんぶん赤旗」2020年12月21日】