「コロナから営業守る」
全国中小業者団体連絡会は20日、臨時国会の開会を求める要請行動を国会内で行い、インターネット配信しました。 開会あいさつで太田義郎代表幹事は、世界が新型コロナ禍で、資本主義の存続が問われていると発言。「コロナから営業や生活を守るために国は何をすべきか、しっかり話し合う必要がある。国会を開けと声をあげよう」と呼びかけました。
全国商工団体連合会の岡崎民人事務局長は、過半数の中小業者が国・自治体の支援を「足りない」と答えた全商連の調査結果を報告。「コロナ禍が長引けば、さらなる支援策が必要になる。ただちに臨時国会を開かせ、各給付金の拡充・継続や消費税減税を実現させよう」と訴えました。
全国保険医団体連合会の住江憲勇会長は、生活と営業守り、医療供給体制を強化させることが喫緊の課題だと強調。「いま国がすべきは、PCR検査の徹底的な拡充や、補償と一体になった休業要請だ」と話しました。
日本共産党の笠井亮衆院議員が激励あいさつ。「野党は一致して臨時国会開会を求めています。GDPが昨年比マイナス27.8%となり、各地でコロナ感染が拡大するなど、徹底した国会審議が必要です」と述べました。集会後、参加者は内閣府と各政党に臨時国会召集を求めました。
【「しんぶん赤旗」2020年8月21日付】