「営業できず、しごとない」
全国建設労働組合総連合(全建総連)は30日、吉田三男委員長、勝野圭司書記長らが参院議員会館で日本共産党国会議員団と懇談し、建設現場の新型コロナウイルス感染症対策や補償、建設国保の育成・強化などを要請。各党会派にも要請しました。
懇談では、▽建設現場での新型コロナウイルスの感染拡大対策の徹底、休止した際の日当の補償、適正賃金の支払いと下請け事業者までの法定福利費・安全経費の確保▽建設国保予算の確保―などを求めました。
吉田委員長は、「新型コロナの拡大のなか、仕事が減少し、それが減収につながっている。営業ができず、手持ちの仕事が終われば、これからの仕事がない状態です」と実情を紹介。勝野書記長が要請項目について説明しました。
党国会議員団建設国保対策委員会責任者の笠井亮衆院議員は「コロナ禍のもと、これを乗り切るこれまでにない予算が必要だ」と強調。井上哲士参院国会対策委員長は「大事な懇談の場で伺ったお話をしっかり受け止め頑張りたい」と語りました。懇談には、大門実紀史建設国保対策委員会事務局長、畑野君枝、宮本徹、本村伸子の各衆院議員、伊藤岳、山添拓の両参院議員が参加しました。
【「しんぶん赤旗」2020年7月31日付】