元文部科学事務次官の前川喜平氏の講演会と野党代表の討論会が4日、東京都小平市のルネこだいらで開かれ、会場は1100人を超える参加者の熱気に包まれました。主催は、国分寺、小平、西東京の各市の市民連合と小平総がかり実行委員会でつくる実行委員会。
前川氏は、安倍政権においてウソ、偽造、ねつ造、隠ぺいがまかり通り、メディアも政権に忖度(そんたく)するなどの異常な状況を告発。「戦前の教育や憲法改正など極右政治をめざしているが、今の自民党にそれを指摘する人がいない」と述べました。
日本共産党の笠井亮政策委員長、立憲民主党の末松義規衆院議員、社民党の福島瑞穂副代表があいさつしました。
笠井氏は、高知県知事選で野党統一の松本顕治候補が大健闘し、野党共闘が大きく前進したことにふれ、安倍政権を終わらせて野党の政権をつくろうと強調。大きな拍手がわきおこりました。
【「しんぶん赤旗」2019年12月10日付】