日本共産党の笠井亮衆議院議員は、「耐震偽装、外交、憲法」問題で、日本民主青年同盟が高校生向けに発行している「われら高校生」の編集長から取材を受けました。
姉歯元建築士などによる耐震偽装問題、小泉総理の靖国参拝による中国、韓国との関係悪化の問題、自民、民主、公明などによる憲法9条改悪の動きなどについて、高校生の間でも関心が高くなっています。
同時に、「耐震強度が足りないマンションがどうしてつくられたのか、政治の責任は?」「中国、韓国は、なぜ小泉総理の靖国参拝に反対しているのか?」「9条改憲のねらいは何か?」など、これらの問題をどう見たらいいのか、疑問の声も少なくありません。
笠井議員は、「もうけ第一の民間に、国民の命や安全まで丸投げしたことが問題。1998年に建築基準法を変えて、国民の命を守るルールを緩めてしまったことが背景にあり、規制緩和をすすめる小泉改革そのものが問われている」「靖国神社は、日本がおこした侵略戦争を美化、正当化する歴史観に立っていて、そこに総理が参拝することは、靖国神社の間違った歴史観に、政府がお墨付きを与えるもの。これは心の問題ではなく、戦後の世界の出発点にかかわる問題」「9条改憲のねらいは、二度と戦争をしないと世界に誓った日本を再び戦争をする国につくりかえようというもの。自民党、民主党があいついで9条改憲の草案や提言を発表したこと、日米で米軍再編と基地強化などを約束したことが、そのことを裏付けている」など、編集長の質問にていねいにこたえました。