24日投票の高知県知事選で、県民の立場で国にもの言う野党統一の松本けんじ候補の勝利をめざし、いずれも衆院議員で立憲民主党の手塚仁雄と黒岩宇洋、国民民主党の奥野総一郎、日本共産党の笠井亮政策委員長の4氏が10日、高知市のスーパー前でそろって応援演説しました。
「安倍政権と対峙(たいじ)する同志、ワンチームです」。手塚氏が隣に並んだ議員らをそう紹介し、「共闘で政治を動かしてきた。共闘の深化を示す絶好の機会になる」と呼びかけると、「そうだ」との声援が飛びました。
奥野氏は「みなさんの目線に立って、地域のことを本当に考えてくれる人をリーダーに選ぶべきだ。中央から送り込み、安倍政権の方ばかり見たって、うまくいくわけがない」と指摘。黒岩氏も「全国の知事の6割以上が官僚出身。『もの言う知事』と言われた人たちはみな、民間出身です。霞が関言いなりの官僚が全国各地に霞が関の支店長のごとく送り込まれている」と述べ、相手の官僚候補を追い上げている松本氏への支持を呼びかけました。
笠井氏は「『自由は土佐の山間より』。文字通り、この日本をリードしてきた高知のみなさんが日本の刷新、政治を変えよう」と力説。「安倍政治に直結する県政でなく、県民の立場で国にもの言う、一緒に力を出し合う県民直結の県政こそ必要だ」と訴えました。
松本候補は「この知事選で勝てるかどうかが、国の政治を変える展望を示す大きな一歩になる。高知から国の政治を変えよう。県民の暮らしをよくしよう」と呼びかけました。
選対本部長の広田一、副本部長の武内則男両衆院議員も訴え。その後、全員で繁華街に移り、ビラを手渡し、握手して歩きました。
【「しんぶん赤旗」2019年11月12日付】