東京都あきる野市では台風19号で秋川が氾濫し、北岸の山田下分(しもぶん)地区では泥流が住宅に流れ込む被害が出ました。日本共産党の笠井亮、宮本徹両衆院議員、山添拓、吉良よし子両参院議員は13日、たばたあずみ、松本ゆき子両市議とともに現地を調査しました。
秋川にかかる秋留橋の南岸では川沿いの擁壁が崩落し、擁壁の上に立つ住宅が陥没していました。住民の男性は、「避難している間に、地盤がゆるんで家が陥没した。23年間住んでいるが、こんなことはなかった。家は床が抜けていて住めないので、取り壊すしかない」と語りました。
山田下分地区では、地区に入る唯一の道路が陥没し、泥流が最高で地上2メートル近くにまで達していました。ボランティアが、住宅内に流れ込んだ泥をかき出していました。
住民の男性は「道路が陥没して、重機が入らない。民間のグランドを重機が通れるようにしてほしい」と訴えていました。
笠井氏は「住宅が住めなくなっている状況もあり、住宅の確保や復旧をはじめ、あらゆる手立てを国や都、市が取るよう求めていきたい。護岸などの対策の検証も必要だと感じました」と話していました。
【「しんぶん赤旗」2019年10月14日付】