衆院外務委 笠井議員が要求
日本共産党の笠井亮議員は28日、衆院外務委員会で、ローレス米国防副次官が在日米軍再編の経費が3兆円に達すると発言していることについて、「(日本側としても)その総額と内訳を出すべきだ」と要求しました。
笠井氏は、在日米軍再編全体の経費の試算について報告を受けたのかとただしたのに対し、麻生太郎外務大臣は「ありません」と答弁しました。笠井氏は「それ自体、確かめていないというのは重大だ」と批判し、「『途方のない額』という認識はあったのか」と重ねてただしました。
麻生外相は、沖縄への新基地建設費などをあげ、「(全体の経費は)かなりのものになるだろうなという感じはしていた」と述べました。
笠井氏は、今年度予算に盛り込まれた国民負担増が、定率減税全廃、医療制度改悪など2兆7千億円に達することをあげ、「その上で米軍再編・強化のために、こんなに巨額を投入することは絶対に許せない」と批判しました。(しんぶん「赤旗」より)
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