1998年に当時の金大中(キム・デジュン)大統領と小渕恵三首相が発表した「日韓共同宣言」の20周年記念式典が1日、韓国・ソウルで開かれ、日韓の国会議員や有識者など約150人が参加しました。日本共産党から穀田恵二(日韓議員連盟常任幹事)・笠井亮(同議連幹事・法的地位副委員長)両衆院議員が出席しました。
穀田・笠井両氏は、同式典の晩餐(ばんさん)会で韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相と懇談。朝鮮半島の平和と非核化にむけた韓国政府の努力に敬意を表するとともに、9月の南北首脳会談と「平壌共同宣言」を心から歓迎した志位和夫委員長の「談話」(9月19日)を手渡し、歴史的プロセスを後押しする外交が国際社会に求められていると強調しました。
これに対し、李首相は「この平和の動きに対する日本の役割に期待する」と述べ、「志位委員長とお会いできる日を楽しみにしている」と応じました。
記念式典に先立ち、穀田・笠井両氏は韓国国会内で、日韓議連の額賀福志郎会長らと文喜相(ムン・ヒサン)国会議長を訪問し懇談。韓日議連の姜昌一(カン・チャンイル)会長ら韓国側の役員とも親しく懇談しました。
【「しんぶん赤旗」2018年10月3日付】