東京都の日本共産党大田地区委員会は11日、同区内で笠井亮衆院議員・党政策委員長を招き、新春講演を開きました。
笠井氏は「参院選と統一地方選で共産党の躍進を勝ち取り、今度こそ、安倍政権さようならの審判を下そう」と力を込めて訴え、会場を埋めた参加者は大きな拍手で応えました。
笠井氏は冒頭、日韓議員連盟代表団の一員として、志位和夫委員長とともに韓国の平昌冬季五輪の開会式に参加し、歓迎晩さん会に出席し関係者と交流したことなどを報告しました。
北朝鮮情勢をめぐっては、訪韓した安倍首相が首脳会談でも軍事・圧力一辺倒の姿勢を変えなかったと指摘。9条改憲に躍起になる安倍政権を「変えるべきは憲法ではなく憲法をないがしろにする安倍政治だ」と批判しました。野党の中で安倍政権の下での改憲に反対の一致点があることを示し、「市民と野党の共闘の発展で、安倍改憲反対の力を強め、改憲発議を許さないたたかいを広げよう」と呼びかけました。
桂敬一元東京大学教授(マスコミ9条の会呼びかけ人)があいさつ。藤田りょうこ都議、すがや郁恵区議がそれぞれ都政、区政について報告し、吉良よし子参院議員・東京選挙区候補がビデオメッセージで参院選必勝の決意を語りました。
ソプラノ歌手の塘岡(ともおか)裕紀さんが独唱を披露しました。
【「しんぶん赤旗」2018年2月12日付】