アイスランド議員団が訪日し、衆議院外務委員会との懇談に出席しました。さすが男女平等度で世界トップの国、5人中、外務委員長を含む3人が女性です。
私にとっては32年ぶりの交流。同国を訪れたのは、1984年8月、核トマホーク配備反対の世界的な運動のなか、首都レイキャビクでの国際会議に日本原水協代表として出席したときでした。太平洋から唯一の参加で核兵器廃絶を訴え、大西洋との連帯の懸け橋と歓迎されました。「その頃、来日していた」という、同席の駐日大使とも固い握手。
アイスランドは、いま日本中を席巻する戦争法反対レッドアクションのルーツです。1970年代、女性が家事を放棄し、赤いストッキング姿で大集会を開催。その後、誕生させた世界初の民選の女性大統領と会見したことも思い出し、ひとしきり話題となりました。
「充実した子育て支援のもと、女性の多くが働いている」との話に、平和と平等の日本の課題を痛感したひとときでした。
【「しんぶん赤旗」2016/3/26付】