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【16.01.26】笠井・紙議員 元「慰安婦」被害者と懇談

安倍首相は合意に基づき具体的事実認めて謝罪を

 
韓国から来日中の「慰安婦」被害者、姜日出(カン・イルチュル)さん(87)と李玉善(イ・オクソン)さん(88)が26日、日本共産党の笠井亮衆院議員、紙智子参院議員を訪れ、国会内で懇談しました。2人が共同生活を送っている「ナヌムの家」の安信権(アン・シングォン)所長も同席しました。

李さんは昨年末に日韓政府が交わした合意について、「責任を取るべき人々が私たちのことを分かっていない。(日本)政府が公式に謝罪して賠償してほしい。望みはこれだけです。必ず解決をしてください」と語りました。

笠井議員は、被害者や支援者らの粘り強いたたかいが今回の合意で安倍政権に「おわび」と「反省」を言わせたと敬意を表し、「当事者抜きの解決はなく、これからが大事だ」と強調しました。合意後も、自民党議員による暴言を放置する政府や、まだ合意が履行もされていないのに「終止符を打った」などとする安倍首相の言動を批判。「今回の合意に基づき加害と被害の事実を具体的に認め、それを反省し謝罪することが重要だ。安倍政権をこの立場に立たせるよう、一層努力していきたい」と語りました。

 
また、「ハルモニ(おばあさん)のみなさんの名誉と尊厳が回復され、心の傷が癒やされてこそ、真の解決になる」とし、安倍首相が直接、被害者らに謝罪の気持ちを伝えて、納得をえることが大事だと語ると、姜さんが「まさにそれが、私が望んでいることです」と応じました。

紙議員は「議員になったころに、日本で『慰安婦』裁判を起こしたハルモニのみなさんが思い出したくない、つらい体験を話してくださり衝撃を受けた」と語り、問題解決に向け力を尽くすことを約束しました。

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