東京都築地市場(中央区)を東京ガス工場跡地(江東区豊洲)に移転する計画の中止を求めて「築地でええじゃないか」街頭宣伝・パレードが6日、新宿区で行われました。労働組合、消費者団体、個人などでつくる「守ろう!築地パレード実行委員会」が主催し、7回目の今回には200人が参加し、「築地でええじゃないか」と訴えて歩きました。
パレードに先立ち新宿駅前で行われたリレートークで、築地場外でマグロ専門店を営む山野井綾さん(21)は「汚染の心配な豊洲市場から仕入れたマグロをお客さんに『安全です』と出すことはできない。築地で働く仲間や仲卸の業者さんたちも怒っています」と語りました。
広島大学の三国英実名誉教授は、豊洲新市場は大企業のための巨大物流センターになり、築地ブランドを支えてきた「卸売市場」の役割は失われると発言。7年前から都に情報開示請求を行い、汚染の実態を調べてきた1級建築士の水谷(みずのや)和子さんは、都の汚染隠しの実態を訴えました。
日本共産党の田村智子参院議員、山添拓参院選挙区候補、かち佳代子、尾崎あや子両都議らがリレートークに参加。パレードでは笠井亮衆院議員がともに歩きました。
(「しんぶん赤旗」2015年9月7日より)