東京都渋谷区にある国立児童総合センターこどもの城と青山劇場、青山円形劇場の存続を求めて5日、参院議員会館で「今、子どもの成長と子育て環境を考える」と題する勉強会がおこなわれました。85人が参加。閉館を決定した厚労省の担当者に「役割は終わっていない」と訴えました。
主催はこどもの城・青山劇場。青山円形劇場の存続を願う有志の会です。同会の有泉慶美共同代表は、2014年度末での閉館決定に反対して利用者や演劇愛好者が会を結成し、約4万人からの国会請願署名とインターネット署名を集めたことを報告しました。村山祐一元帝京大学教授が「こどもの城と児童館の役割」と題して講演。昨年成立した子ども・子育て関連法で、国が児童館支援を外したことを批判しました。署名の賛同人で映画監督の是枝裕和氏らが存続を願うメッセージを寄せました。
日本共産党から笠井亮衆院議員、田村智子参院議員が参加し、笠井議員が「超党派で存続できるようがんばりたい」とあいさつ。自民、民主、社民の各党の国会議員も参加しました。