国際社会で、唯一反省がない日本 笠井議員が指摘
笠井議員は、6月21日の衆院外務委員会で、2003年のイラク戦争について、「日本政府が米英等の武力行使を支持した是非についてなぜ検証しないのか」質しました。
岸田国務大臣は、 昨年12月(民主党政権下)「外務省として検証を行った」と述べ、それを踏まえて「情報収集・分析能力の強化に向けた課題についてしっかり取り組んでいきたい」と答弁、さらなる「検証」考えていないと答弁しました。
「開戦支持」の是非を検証すべきだ
笠井議員は、「当時の小泉首相が、大量破壊兵器の存在というアメリカの言い分をうのみにし開戦を支持して自衛隊を派遣したことは明確だ」と指摘、「その根拠、大義が事実でなかったことがはっきりしている。(そのことを踏まえ)開戦を支持した是非をしっかり検証する必要がある」と追及しました。
岸田外相は、「イラクの大量破壊兵器が確認できなかったとの事実は厳粛に受けとめる必要があると考え」と戦争の大義がなかったことを認めながらも、「イラクが大量破壊兵器が存在しなかったことを積極的に証明しなかった」と言い訳に終始しました。
笠井議員は、「(外務省の報告では)大量破壊兵器が存在という戦争の根本的な問題を曖昧にしたままだ」と指摘、イラク戦争は、武力行使の根拠となる国連安保理決議もなくて、大義とされた大量破壊兵器も存在しなかった。国際社会で、唯一反省がないのが日本政府だ」と重ねて検証と反省を要求しました。
◆審議録(.pdf)