脱原発世界大行進に4500人
「原発いらない」「再稼働許すな」―。14日、横浜市内で開催された「脱原発世界会議」に連帯し、「脱原発世界大行進」が行われました。4500人が参加し、買い物客などでにぎわう、みなとみらいの町を行進しました。首都圏でデモなどを行っている団体や賛同する個人で構成される、「首都圏反原発連合」が主催。
集会では、日本共産党の笠井亮衆院議員が国内の国会議員として唯一参加しました。笠井議員は、現在稼働している原発が54基のうち5基であると話すと、会場からはどよめきが起こりました。「『原発なくせ』の声をあげて、東電はじめ電力会社、政府を追いつめようではありませんか」と力強く訴えました。
韓国環境財団の崔冽(チェ・ヨル)理事長が福島県を訪れたことを報告。「福島の人々は、まだ何も解決されていないと訴えていました」と述べました。東京都町田市から「大行進」に参加した男性は、福島に移住するのが夢だったといいます。「無関心で事故が起こってからでは遅い。黙ってちゃいけない」と話しました。
「首都圏反原発連合」の団体の一つ「野菜デモ」の川口沙矢香さんは「原発事故はひと事ではありません。外に出てさまざまな人に脱原発を発信していきたい」といいます。
(1月15日「しんぶん赤旗」より)