憲法・医療・年金・介護の改悪、大増税を許さないたたかいをと訴え
日本共産党の笠井亮衆議院議員は、東京地評、東京社保協,東京年金者組合などがよびかけた「憲法9条を守り、25条を生かす 2・3交流集会」で、国会情勢報告を行いました。
笠井氏は、今度の国会は3つの特徴があるとして、①昨年9月の総選挙では「小泉改革=善」「はむかう者=悪」というムードがあったが、今年になって国会の雰囲気がガラッと変わったこと、②貧困、格差拡大の問題が今国会の一つのキーワードになっていること、③憲法公布60年の節目で憲法問題が重要な局面を迎えていること、を挙げました。耐震偽造、ライブドア事件、BSE、防衛施設庁談合問題などは、小泉改革の行き詰まりと破綻をしめすものであり、ルールある経済社会をめざすたたかいが、国民の共感を得られる状況になっていると強調しました。
また、笠井氏は、憲法をめぐる問題では、昨年11月、自民党が新憲法草案を発表してはじめてむかえる国会であること、改憲の手続法である国民投票法案の成立に向けて、小泉総理が施政方針演説ではじめて触れるなど、意欲をみせていることが特徴であると指摘。同時に、改憲のねらいを覆い隠せなくなるもとで、9条の会が4000をこえるなど、国民の9条守れのたたかいがひろがっていることを紹介し、「医療、年金、介護の改悪、大増税を許さないたたかいのひとつ一つを、憲法を守るたたかいに合流させていく、その出発点として今日の集会を成功させてほしい」と訴え、共感の拍手につつまれました。