要求実現8議席必ず
特養建設を再開 子ども医療無料化拡大
「オール与党」区政と対決
東京都足立区議選(定数45、5減)・区長選は8日告示(15日投票)されます。福祉を切り下げてきた自民・公明・民主の「オール与党」区政から、暮らし・命を守り、子どもたちと高齢者が輝く福祉・防災の街づくりへの転換が争点となる選挙。日本共産党は8入の区議候補の全員当選と、「足立革新区政をつくる会」の吉田万三区長候補(63)=無所属元、党推薦=の勝利をめざします。
自民・公明・民主各党に支えられた近藤区政は、認可保育園の増設を拒否し、4月に国民健康保険料を加入者1人あたり年5180円値上げ、高齢者の緊急通報システムを完全有料化する一方、ため込み金を4年間で647億円から1084億円に1・7倍に急増させました。
日本共産党区議団は「オール与党」区政と対決し、福祉・暮らしの切り捨てを追及。区民アンケートを行い現区政のもとでも区民の運動と力を合わせ、要求を実現してきました。
特別養護老人ホームの入所待機者が3700人を超えるなかで、特養ホームを建設しない区を追及して新規建設を再開させました。2008年には区が介護保険料の値上げ案を出したのに対し、保険料の負担に苦しむ区民の実態を突きつけ、値上げをやめさせました。
子育て施策では、中学3年生までの通院医療費を無料化する条例案を03年から11回提出。自民・公明・民主各党はことごとく反対して否決しましたが、07年10月から医療費の無料化が実現しました。
党区議団はまた、若者の雇用実態を示して雇用対策の拡充を要求。“本人の意欲の問題”とすり替える区の態度を変えさせ、08年には23区で初めて就労支援課の設置を実現しました。「若者サポートステーション」を開設させ、09年度で121人が正社員として雇用されるなど、大きな役割を発揮しています。
吉田区長・区議候補ら訴え 笠井議員が応援
東京都足立区議選・区長選(8日告示)を目前にした6日、日本共産党は北千住駅西□で街頭演説を行い、8人の区議候補と吉田万三区長候補(63)=無所属元、日本共産党推薦=が笠井亮衆院議員とともに訴えました。
笠井氏は「福祉を切り下げる区政を転換し、命を守る福祉・防災の街づくりに一歩を踏み出そう。住民本位の震災復興、原発行政の転換を進める願いを日本共産党と吉田さんに」と呼びかけました。
鈴木けんいち(55)、ぬかが和子(47)、針谷みきお(60)、伊藤和彦(68)、さとう純子(62)、浅子けい子(59)=以上現、はたの昭彦(48)、西の原えみ子(51)=以上新=の各区議候補は「自公民区政が福祉を削ってため込んだ1084億円の一部を使えば、区民の願いは実現できる」と力を込めました。
吉田区長候補は「区民を支えるために税金の使い方を区民の暮らし第一に切り替える。原発依存をやめ自然エネルギーに転換する大きな流れを足立から広げよう」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」5月7日付けより)