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【10.05.15】普天間基地問題=民意は基地無条件撤去  

TBS系「サタデーずばっと」で笠井議員主張 

 日本共産党の笠井亮衆院議員は15日、TBSテレビ系番組「サタデーずばッと」で、小沢一郎民主党幹事長の政治資金規正法違反事件や米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の問題で各党議員らと討論しました。
 司会の、みのもんた氏が冒頭に提起したのは、小沢氏の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件。東京地検は「不起訴」としましたが、国民から選ばれた検察審査会は「起訴相当」と議決しました。
 みの氏はこれらの経緯にふれながら「『やっぱりおかしいよ』というのが国民の心情だと思う」と発言。笠井氏は「政治的、道義的責任をきちっとただすため、証人喚問で正面からやり、予算委員会での集中審議も含めて国民に明らかにしていく必要がある」と答えました。みの氏は「普通の感覚ならそうでしょう」と応じました。
 小沢氏が原則非公開で議事録も公開されない政治倫理審査会に出席する意向を示していることについて、笠井氏は「うそ(の記載)が問題になっているのだから、それがきちんと問われるような証人喚問で偽証罪をかけてやらないといけない」と迫りました。
 普天間基地問題では、実質5月末までの解決を投げ出した鳩山由紀夫首相の言動に対し、福島瑞穂社民党党首は「中身が問題であって時期の問題ではないと主張してきた」とのべ、内閣の一員としての責任を放棄。これに対し岩見隆夫氏は「閣内不一致だ」と実態を言い当てました。
 笠井氏は「沖縄県民にしたら裏切られたという思いが強い」と県民の思いを代弁。4月25日の沖縄県民大会で「県内どんな形でも基地はいらない」と民意を示したのに、鳩山首相が米海兵隊の「抑止力」を理由に県内「移設」へと逆戻りしたことは「火に油を注ぐだけ」だと批判しました。
 その上で「沖縄県民の気持ちはポイント・オブ・ノーリターンであり、もう後戻りできないところまで来た。無条件撤去しかないと堂々とアメリカにいうべき」だとのべ、共産党が志位和夫委員長を団長に訪米したことを紹介。「鳩山さんは行く方向が違う」とただしました。
(しんぶん赤旗/2010年5月16日より)

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