吉井英勝衆院議員とともに連帯のあいさつ
全国公害被害者総行動実行委員会と全国公害弁護団連絡会議など5団体は8日夜、「2010年公害団体合同新春旗開き」を東京都内で開きました。
各地の大気汚染公害訴訟はじめ、よみがえれ!有明訴訟、基地騒音訴訟などの原告・遺族と弁護士、環境問題研究者ら役150人が参加。被害者救済と公害根絶の草の根の運動を強めていこうと決意を新たにし、とりくみを交流しました。
東京大気汚染公害訴訟の西順司原告団長が、長年にわたる同訴訟の不屈のたたかいで東京都のぜんそく患者医療費助成制度や、大気汚染物質のPM2・5(微小粒子)環境基準をつくらせたことが評価され、同日、東京弁護士会人権賞を受賞したことを報告。「個人が受賞したというより、原告団、弁護団、支援しれくれたみなさんの運動が評価されたと思う」とあいさつしました。新日本婦人の会、全労連などの代表が連帯あいさつしました。
森脇君雄同実行委員会代表委員は、「ことしは公害総行動35回目の年。水俣病公害問題の解決、5月には泉南アスベスト国賠訴訟の判決があり、薬害イレッサ訴訟の判決もある。6月の公害総行動にむけ世論と運動尾を広げよう」と訴えました。
泉南アスベスト国賠訴訟原告の南和子さん、ノーモア・ミナマタ国賠訴訟の大石利生原告団長らが決意を語りました。
昨年12月の国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に参加した橋本良仁・公害地球懇COP15代表団長が同会議の結果を紹介しました。
日本共産党の笠井亮、吉井英勝両衆院議員、民主党議員が出席し、連帯あいさつしました。
<「しんぶん赤旗」2010年1月9日付から>