安保・外交問題をテーマに
(記事は2009年2月18日「しんぶん赤旗」より)
外交解決が世界の流れ
テレビ番組で笠井議員 安保問題を議論
日本共産党の笠井亮衆院議員は16日、テレビ朝日系「TVタックル」に出演し、安保・外交問題について、自民、民主両党の議員らと議論しました。
北朝鮮問題で、外交と軍事の関係が議論され、田母神俊雄前航空幕僚長が「外交の背景には軍事力がある」と発言、これに同調的な発言が続きました。
笠井氏は「軍事ではなく、外交交渉で解決しようとする世界の流れをみるべきだ」と反論しました。
北朝鮮のミサイル発射を想定して、自衛隊による先制的な攻撃を是認する議論まで出ました。
笠井氏は「先制攻撃といって、やられる前にやるなどとしたら際限がなくなる。まして核武装なんかしたら(被爆国・日本の国際的)信頼は失墜する。先にやれるようにするという考え方はあまりにも古い」と批判しました。
「海賊対策」を名目としたソマリア沖への自衛隊派兵問題では、自衛隊の武器使用の拡大を求める議論まで出されました。
笠井氏は「海賊は犯罪行為であり、周辺国が警察力を行使し、取り締まるようにする。日本はそのために技術や財政的な援助をするということをやらなければ解決しない」とのべました。(写真は番組で出演者と討論する笠井議員=テレビ朝日の放送から)