小池晃政策委員長、都議団らと参加
汚染地の市場はごめん
東京 築地移転反対デモ
東京都が、日本を代表する卸売市場の築地市場(中央区)を高濃度有害物質で汚染された東京ガス工場跡地(江東区豊洲)に移転計画している問題で、水産仲卸業者らでつくる「市場を考える会」(山崎治雄代表)は十二日、集会とデモを行い移転反対を訴えました。
三〇度を超す真夏日のなか約二千人が参加。ねじり鉢巻き姿の若者やベビーカーを押した親子連れなどが「移転絶対反対」「食の安心・安全を守ろう」と横断幕やプラカードを掲げ、沿道の人にアピールしました。
石原都政は築地市場を豊洲に移転させ、二〇一六年オリンピック招致にあわせて市場跡地にメディアセンターを建設する計画です。移転予定地の土壌からは発がん性物質のベンゼンが環境基準の四万三千倍、猛毒のシアン化合物が八百六十倍、地下水から一万倍のベンゼンが検出されるなど、高濃度の有害物質が予定地全域で見つかり、都民や専門家から移転を中止し現地での再整備を求める声が高まっています。
行動には日本共産党から小池晃政策委員長、笠井亮衆院議員、とくとめ道信衆院東京比例候補、都議団、地方議員が参加し、民主党、新党日本の代表も出席しました。
集会で小池氏は「皆さんの運動で移転反対の声は確実に広がっている。当初から移転計画撤回を一貫して主張してきた党として、計画を断念させるまで力を合わせて頑張りたい」とあいさつしました。
2008年7月13日(日)「しんぶん赤旗」より