大田区革新懇で講演
笠井亮衆院議員は26日、大田区革新懇で「ストップ自衛隊の恒久派兵!『新憲法制定議員同盟』と『自衛隊恒久派兵法』」と題して講演を行いました。
笠井氏ははじめに、緊迫する国会情勢について報告。後期高齢者医療制度に対する国民の怒りが巻き起こり、福田政権の支持率が2割台に落ち込む中で、ある自民党議員は「いつ解散総選挙があるかわからないので5月のカレンダーは真っ白」などと話しているエピソードを紹介しました。そして、「1年間に5000人の入党者」などの記事や雑誌での紹介等、日本共産党への注目が集まっていることも紹介しました。
その上で笠井氏は、『読売』世論調査や航空自衛隊によるイラク輸送活動を違憲と判じた名古屋高裁判決などこの間の憲法をめぐる変化を指摘し、そのおおもとに大田革新懇や「9条の会」などの草の根の運動があることを解明しました。
そして、改憲派は、参議院選挙での国民の審判と安倍政権の退陣によって、つまづきつつも明文改憲と解釈改憲の二正面作戦で臨んでいること、「新憲法制定議員同盟」や自衛隊海外派兵・武力行使「恒久法」制定をめざすなど危険な動きに注意を喚起し、いっそうの世論と運動を繰り広げていこうと呼びかけました。
会場からは、「世界の平和をめぐる動きをどうみたらいいか」「海部元首相が違憲立法審査権は最高裁のみの権限といっているがどうか」などの質問が出され、笠井氏はていねいに答えました。