突然の辞意表明に衝撃走る国会 新しい政治への転機を
「末期的症状の安倍『自滅』内閣の様相」――9月4日の本欄で、こう書いた予想が早くも的中しました。
「安倍辞意表明」の第一報が入ったのは、一昨日の安倍首相の所信表明演説を受けて、この日12日午後1時から行われる予定だった衆議院本会議での各党代表質問の直前でした。「さあ本会議場へ」と、代議士会の席を立とうとしたところで、「安倍辞任」の情報が飛びこみ、議事堂内は騒然。
参議院選挙で自民党歴史的惨敗のきびしい審判を受けてもやめず、あくまで内閣改造で延命を図ろうとし、臨時国会を召集して所信表明までやっておいての突然の表明。前代未聞の無責任さです。早速の街の声も「この前の選挙結果から来るべきものがきた」「むしろ遅きに失した」と。
やれテロ特措法だ、政治とカネだ、いろんなことがいわれますが、昨年9月26日以来の安倍政治、そして国民が「ノー」の審判を下した自民党政治そのものの破綻にほかなりません。
自民党は、一週間後に新総裁を選ぶといっていますが、まさに政治のおおもとが問われています。
いまこそ民意に沿って新しい政治へと転換すべきとき。そのために、ともに力をあわせ、解散・総選挙へと追い込みましょう。次は「日本共産党の新たな前進」という予想ではなく、結果を必ず出すために、頑張るぞ~